冬のあったか上着というと、やっぱりダウンジャケットですよね!
軽くて、冷たい風が当たってもダウンジャケットの中はポカポカしています。
ダウンジャケットには、デメリットなんてあるわけないと思っている方も、多いことでしょう。
しかし、ダウンジャケットの中の羽毛が飛び出してきてしまうことって、結構多いと感じませんか?
買ったばかりなのに、なぜ羽毛が・・なんてことも有ったりします。
ダウンジャケットから羽毛が出ない方法ってあるのでしょうか?
ダウンジャケットの毛が抜ける原因と対策方法は?
ダウンジャケット・ダウンジャンパーは、小さいお子さんから高齢者まで、冬の間のあったか上着として定着していますよね。
ダウンジャケットには温かさと軽さのメリットがある反面、デメリットもあります。
その一つはダウンジャケットの表面や縫い目から、毛が飛び出して毛が抜けることです。
黒い色のダウンジャケットから白い羽毛が飛び出していると、非常に目立ちますよね。
なんで、ダウンジャケットから中身の羽毛が飛び出して抜けてしまうのでしょうか?
実は、毛が抜けてしまう最大の原因は、ダウンジャケットに使用されている羽毛の種類なのです。
羽毛にも種類があるの?って思っちゃいますよね。
羽毛にはダウン・スモールフェザー・フェザーの3種類があります。
ダウンジャケットに使用されている多くは、軸のあるフェザーを多く使用していることが考えられます。
「軸」とは何かというと、赤い羽根募金の時にもらう赤い羽根を思い浮かべてもらえばわかるかと思います。
羽毛だけでなく固い軸がついていますよね。
それが、フェザーなのです。
ダウンジャケットの構造は、羽毛をパッケージした「ダウンパック」とダウンジャケットの生地の二層構造で、できています。
このフェザーは鳥の羽の部分に当たる羽毛ですから、固い軸が、ダウンパックと生地を突き抜けてしまうために、ダウンジャケット表面に飛び出してしまうのです。
ダウンジャケットの中身はフェザー!?
じゃ~フェザージャケットじゃん!と考えてしまいますが、ダウンジャケットの商品表示を見てください。
ダウン70% フェザー30%
と書かれている物が多いはずです。
フェザーを入れないとどうしても、ダウンジャケットの型が崩れてしまうために、使用しているのです。
このダウンジャケットから羽毛が抜ける現象を、くい止める対策方法はあるのでしょうか?
対策方法は?
1. 摩擦を少なくする
摩擦を少なくすることで、静電気の発生が抑えられ羽毛がダウンパックの中で暴れなくなり、表面から突き出なくなります。
ダウンジャケットを着るときはインナーは静電気が起きにくい物を着るのがいいです。
綿100%のものは静電気が起きにくいです。
2. むやみに抜かない
突き出てしまった羽毛を、邪魔邪魔!
って抜いてしまうと、次から次へと飛び出してしまいます。
飛び出した翅は抜かずに、後ろからつまんで中に戻しましょう。
3. フェザーの割合が多いなら軸を折る
結構強引な荒業です(^^;)
ダウンジャケットを握りフェザーの羽をバキバキ折る方法で、生地からの羽毛の抜けが少なくなりますが、よく考えてからにしましょう・・・
4. 防水スプレーを塗る
防水スプレーを塗り、生地表面の細かな穴を埋めてしまう事で、羽毛の抜ける率を減らすことができます。
4つの対策を紹介しましたが、自分にあった方法を試してみてください。
ダウンジャケットの中身の種類で暖かいのは何?
ダウンジャケットって全部が暖かいのでは?と誰もが思っちゃているはずです。
しかし、ダウンジャケットの中身の種類によっては、暖かみが違ってきます。
先ほど紹介したようにダウンジャケットの中身の羽毛がダウンとフェザーの割合でも違ってきます。
水鳥の羽を使用していることから、水鳥のお腹を守るために、お腹の部分の羽(ダウン)は温かくて軽いのです。
ダウン70% フェザー30%<ダウン90% フェザー10%
の方が軽くて暖かいのです。
この他には水鳥の種類でも違ってきます。
普通のダウンには、アヒルが使われているはずですが、より暖かさを求める場合には、ガチョウの羽毛を使っているダウンジャケットがいいです。
ダウンジャケットに中に入っている羽毛の量や羽毛の質などによって暖かさを求める単位として、「フィルパワー」という表示があります。
フィルパワーは、数字が大きければ大きいほど暖かいことを意味します。
一般的なダウンジャケットでは、600フィルパワーぐらいです。
700フィルパワー以上では高品質ダウンジャケットになります。
500フィルパワー以下であれば、低品質ダウンになるので、暖かさという点では劣るのです。
商品タグの表示を見れると、ダウン〇% フェザー〇% としか書かれている物ばかりで、フィルパワーの表示がされているケースは少ないです。
フィルパワーが書いてあったとしても、ダウンジャケットの中身の重量表示がされていなければ、本当にそれだけの暖かさがあるのかが、不明確になります。
フィルパワーを実感したい場合には、ダウンジャケットの一部分を推して反発力が高ければ、重量もしっかり入ったダウンが使用されていることになるのです。
まとめ
ダウンジャケットの毛が出ない方法や、より暖かいダウンジャケットを選ぶポイントなどについて紹介してきました。
みなさんは商品表示を見てダウンジャケットを購入していますか?
次回からは、商品表示を参考にしながら、ダウンジャケットを購入してみてください。
暖かいダウン=高額というわけでは、ないとは思いますが、お財布と相談しながらよりいい物を選んでくださいね。