部活や習い事などで着る柔道着。
着る度に、毎回洗っているのに襟の汚れや、汗ジミなどがちゃんと落ちてくれないと悩んでいる方はいませんか?
柔道着じたい、厚めにしっかりとした作りとなっているため、汗がたっぷり染み込んでしまうと、洗濯機で洗っただけでは落ちきれません。
気になる箇所は、その都度部分洗いで落としていきましょう。
柔道着の襟の頑固な黄ばみや汚れの取り方は?
柔道着で特に気になるのが襟周りの黄ばみや黒ずみといった汚れです。
ワイシャツなどでも、同じことが言えますが、通常の洗濯機では襟の汚れを落とす事ができません。
部分的に、もみ洗い、浸け置きといった方法が必要となります。
◆ もみ洗い
着てからまだ時間が経っていないような汚れに対しては、洗剤をつけて気になる部分をもみ洗いすることで落ちることがあります。
部分用の漂白剤をつけてもみ洗いをすると落ちやすいですが、生地が傷むかもと抵抗がある方は、まずは石鹸や洗剤などで試して見てください。
その後は、通常通り、洗濯機で洗います。
◆ 浸け置き
もみ洗いでも落ちないような頑固な黄ばみや時間が経ってしまった汚れに対してはに。酸性系の漂白剤の方がオススメです。
浸け置きの際は、お湯を使った方が漂白の力が上がるため40℃ぐらいのお湯を使いましょう。
気になる箇所に漂白剤を付けて、少しもみ洗いをしてから浸け置きをするとより落ちやすくなります。
あまり長く、漬けておくと生地が傷むので2時間前後を目安としてください。
その後は、すすぎをせずに、そのまま洗濯機で洗って下さい。
漂白剤を使う時は次のポイントに注意しましょう。
液体より粉末
洗剤は基本的に液体より粉末の方が洗浄力、漂白力が強いです。
これは、通常の洗濯洗剤でも同じことが言えます。
お湯を使う
水よりお湯の方が洗浄力があがりますが、熱湯は生地を傷めるので40~50℃ぐらいを目安にしましょう。
すすぎ残しは黄ばみの原因
実は、柔道着の黄ばみの原因は単純に汗ジミだけではなく洗剤のすすぎ残しが原因の事もあります。
すすぎ残しがあるまま直射日光の下で干すと、紫外線に反応して黄色くなることがあります。
柔道着の黒い点々は何?取り方は?
柔道着の汚れには、汗ジミなどでできた、黄ばみ、黒ずみなどがありますが、それ以外にも黒い点々といった汚れが発生します。
この点々の正体は黒カビです!!
黒カビは、一度発生してしまうと、通常の洗濯では落とすことができません。
黒カビを落とすのに有効な方法は漂白剤です。
黒カビには、酸素系の漂白剤では効き目が薄いので塩素系の漂白剤をオススメします。
塩素系の漂白剤は、強い漂白力があるため、色物には使うことができません。
まずは、道着の気になる部分に漂白剤をつけてポンポンと叩くか、もみ洗いしてください。
これだけで落ちることは少ないと思うので、そのままお湯に漂白剤を混ぜて、30分程度置いて洗濯機で洗いましょう。
これでも落ちない場合は、浸け置きの時間を少しづつ伸ばしていきましょう。
塩素系の漂白剤を使っているため、洗濯機に入れる際は、他のものを入れないようにしてください。
黒カビは、湿度を好むため、汗をたっぷり吸ったままの道着をそのままにしておくと発生しやすくなります。
1度発生した黒カビを落とすのは安易な事ではありません。
なるべく、直ぐに洗うようにして、カビの発生を抑えるようしていきましょう。
まとめ
黄ばみや、汚れ、黒カビは基本的には、使った道着をそのままにしておくと発生しやすいです。
特に襟の黄ばみは、毎回ちゃんと洗っていても洗濯機で落ちきれないことも多いです。
定期的にもみ洗いや、襟専用の洗剤を漬けて洗ったりと対策をしていきましょう。