コート類の中でも特に高価な素材のカシミヤコート。
高価な素材のため、買う時は奮発して買う方も多いと思います。
しかし、カシミヤはとてもデリケートな素材です。
普段のお手入れはもちろん、保管方法を間違えてしまうと、すぐだめになってしまいます。
高価なものなので、なるべく長く着続けたいですよね。
カシミヤコートの寿命はどれぐらい?雨の日は着ない方がいい?
カシミヤは、大切に扱えば、長く着ることができます。
5年~10年ぐらいは着ることができるため、長いめで見て買う時は、流行りのデザインを選ばず、シンプルなデザインの物を選ぶことをオススメします。
カシミヤは、とても保温性・保湿性にすぐれていますが、最大のデメリットとして水に弱いです。
カシミヤが水に弱い理由は、毛が長いカシミヤは、水に濡れてしまうと光沢が無くなってしまう事と、シミになりやすいからです。
雨が降っていたり、降ると分かっていれば、着ることは避けた方がベストです。
しかし、途中で雨が降ってきた際はどのように対処したら良いのでしょうか。
雨に濡れてしまったら、なるべく早く水分を拭き取るようにしましょう。
擦ってはいけません。トントンとタオルに水分を移すイメージで軽く叩いてください。
そのまま放置してしまうと、毛が固まったまま乾いてしまいます。
水分を取ったら、日陰で完全に乾かしましょう。
湿度を含ませたまま放置していると、カビや虫食いの原因になります。
しかし気をつけていても、完全に雨や水分をから、守ることは出来ません。
そのために、事前に衣類用の防水スプレーをふきかけておくことをオススメです。
効果は1~2ヶ月は続くので、定期的に振ることをおすすめします。
カシミヤコートの長持ちさせる保管方法は?
長く着続けるためには、保管方法も大事になってきます。
ブラッシングをする
着用後は、着崩れているため、形を整えてブラッシングをして毛並みを整えましょう。
毛玉防止にもなります。
クリーニングは最小限に
綺麗にしておいた方がよいと思われがちですが、カシミヤは水に弱いので洗濯の回数が増えれば増えた分、生地が劣ります。
連続して着ないようにするなど、クリーニングの回数を減らすようにしましょう。
虫食いが最強の大敵
シーズンまで約半年ほどしまっておくとおもいますが、とにかく虫食いに気をつけてください。
防虫剤を入れるようにして、温度や湿度が高くないところに保管するようにしましょう。
防虫剤のガスは上から下へと流れるため、上におくと効果が高まります。
たくさん入れればよいというものではないので、規定の数を守るようにしましょう。
カシミヤの特徴
カシミヤは、カシミヤヤギというヤギの毛から作られる繊維です。
同じ動物の毛素材としては、ウールとよく比較されがちですが、ウールは羊の毛から作られており、普段使い方から高級な衣類まで幅広く利用されます。
ウールの値段に幅があるのは、羊の毛の種類によってランクが異なってくるため仕上がりに差が発生するからです。
それに比べ、カシミヤは、1頭のカシミヤヤギから150~200g程度しか取ることが出来ずとても、希少価値が高いため値段が高くなります。
あまり、手に入らず高級な素材なゆえに、別名として「繊維の宝石」とも呼ばれています。
素材の特徴として、肌触りがよくとてもなめらかです。
軽くて柔らかいので着ごごちも抜群によく、保温性や保湿性にも優れています。
動物からとれる繊維のウールも同じように保温性、保湿性には優れていますが、カシミヤの方がそれを上回り、かつあまり手に入らないため、価格が高くなります。
まとめ
カシミヤは簡単に買えるものではありません。
せっかく、買ったのであれば、長く着続けていきたいですよね。
着るのが勿体ないとほとんど着ずに、虫食いなどで着られなくなった!
とならないように、しまっている間も保管方法を気をつけましょう。