焼いたり、煮たり、蒸かしたり、いろんな食材や味付けと相性が良いじゃがいも。
しかし、じゃがいもの芽には毒があるから食べてはいけないと言われていますよね。
調理の際も芽を取り除いているとは思われますが、芽が出始めたじゃがいもって、芽を取り除けば消費期限を気にせず食べることは可能なのでしょうか?
なるべく、芽が出ないような保存方法等についてもご紹介していきます!
じゃがいもの使用期限で芽が出たものはどれぐらいが目安?
じゃがいもを長く放置しておくと、芽が出はじめます。
芽自体には毒があり、もちろん食べてはいけません。
では、芽が出てしまったじゃがいもはどれぐらいの期限で食べたらよいのでしょうか。
芽が出始めたじゃがいもは、芽の部分を取り除けば食べることが可能です。
本来硬いじゃがいもですが、じゃがいも自体の養分は芽が出始めると芽の部分に奪われ外側からブヨブヨと柔らかくなります。
味に変わりはありませんが、食感自体は変わってしまうと思っていて下さい。
たまに、芽が赤いじゃがいもがありますが、これは、じゃがいもの品種により色に違いが出るだけです。
赤い部分があるからといって、より有毒、また安全というわけではないので、同じように取り除いてください。
では、使用期限ですが、じゃがいもを切って割った時に特に変化がない間は食べることが可能です。
芽が出始めて時間が経てば、当然中も変色してきます。
色が変わってしまった部分は食べることができませんが、そこだけ取り除けば、食べることができます。
じゃがいもは、保存が効く野菜です。
芽が出始めても1~2ヶ月ほどは食べることが可能です。
しかし、芽の部分や変色した部分等はしっかりと取り除くことが重要です。
しかし、1番鮮度があるのは、収穫された直後です。
店頭に並ぶ頃には少し時間も経っています。
なるべく食べきれる量を買って早めに食べ切るようにしましょう。
芽が出たじゃがいもの保存方法ってどんな風にすればいい?
基本的なじゃがいもの保存方法は、日の当たらない風通しの良い所での常温保存となります。
日に当たると、芽が出やすくなります。
では、芽が出始めた際の保存方法ですが、保存方法は変わりません。
ただし、芽の部分を放置しておくと、どんどん大きくなり、それと同時にじゃがいもの養分も奪われます。
そうすると、じゃがいもの実がシナシナになってしまいます。
芽が出たら、その部分を取り除いておけば、それを食い止める事ができます。
ポキッと折る程度よいので、取り除いてから保存してください。
ちなみに、夏場などで暑い時期は冷蔵保存がおすすめです。
冷蔵庫では、冷えすぎるので、新聞紙などに包んでいれてあげると、より長期の保存が可能となります。
じゃがいもは、冷やすと、防御作用が働きブドウ糖がの分泌が盛んになるため甘みが増します。
味の変化も伴うため、お好みで保存方法を決めてみてください。
◆ 皮にも毒があるって知ってた?
じゃがいもの芽には毒がある!
という認識を持っている方はとても多いと思いますが、皮にも毒がある事をご存知ですか?!
あまり、皮ごと食べることはないと思いますが、緑色に変色した皮は、芽と同様の有毒を含みます。
皮をちゃんと剥いておけば問題ないので、皮が変色している場合はしっかりとむくようにしましょう。
それでは、ジャガイモの有毒部分を間違えて食べてしまった場合、どうのよう対処すればよいのでしょうか。
◆ 症状
じゃがいもの有毒を間違えてたべてしまった場合主に、吐き気、嘔吐、下痢、めまい、呼吸困難といった症状が現れます。
症状には個人差があり、摂取量によっても異なります。
◆ 対処
基本的に解毒剤などはありません。
食中毒と同じで排出される事で症状は治まり回復へと向かいます。
あまりにも、症状が酷い時やおさまらないときは病院で診察をしてもらいましょう。
じゃがいもの芽や皮は有毒ですが、摂取したことにより死に至るほどのケースとしてはまれです。
とにかく、慌てず冷静に対処してください。
まとめ
基本的には、取り除いた部分は食べられるため、じゃが芋の保存期間は長めです。
色んな料理に使えるので、ぜひレシピを増やしてみてください。