麦わら帽子は型崩れがしやすく、特につばの部分はすぐによれよれふにゃふにゃになってしまいます。
お気に入りの麦わら帽子のつばがよれてしまっていると、やっぱりショックですよね。
よれよれになってしまった麦わら帽子のつばを治す方法は、何かないのでしょうか?
また、型崩れしないようにキレイなまま置いておくには、どんな保管方法がいいのでしょう?
今回は、そんな麦わら帽子のつばがよれよれになってしまった時の治し方や、正しい保管方法について、ご紹介したいと思います。
麦わら帽子のつばがふにゃふにゃによれよれに!直し方ない?
麦わら帽子のつばがふにゃふにゃよれよれなってしまうのは、汗や雨などの水分が原因です。
麦わら帽子の素材は水分が弱く、濡れてしまうと変形しやすくなってしまいます。
しかし逆に、その性質を使うことで、よれてしまった麦わら帽子のつばも元に戻すことができます。
まず、つばを元に戻す前に、確認しないといけないのが、麦わら帽子の素材です。
麦わら帽子の素材の多くは天然の草、もしくはペーパーという素材でできています。
素材の違いによって直し方も少し違うので、それぞれご紹介しましょう。
■ 天然の草でできた麦わら帽子の直し方
まず、頭と同じくらいの大きさにタオルや新聞紙を丸めておきます。
濡らしたタオルを麦わら帽子のつばにかぶせ、アイロンを当てます。
押し付けてしまうと焦げてしまうかもしれないので、できるだけ優しく、軽く当てるだけにしましょう。
スチームアイロンがある場合は、濡れタオルを使用せずにスチームアイロンだけで大丈夫です。
湿気で柔らかくなった麦わら帽子に先ほど丸めたタオルや新聞紙を詰め、頭の部分の型崩れを予防します。
アイロンを当てた部分が冷めて湿気が乾くまで、つばには触らずにそっとしておきます。
熱が冷めて完全に乾いたら、よれよれだったつばも元に戻るはずです
この時に乾燥が中途半端だと、カビが生えてくることがあるので注意しましょう。
ペーパー素材の麦わら帽子は、自力で元に戻すのは難しいです。
方法としては、天然素材の草の時と同じように頭のサイズに丸めたタオルや新聞紙を詰め、霧吹きでつばを軽く湿らせます。
そのままの状態で、完全に乾くまで自然乾燥させます。
この方法であれば元に戻る可能性もありますが、完全に元に戻すのは天然の草のものより難しいです。
麦わら帽子の保管方法はどうすればいい?
先ほどにもご紹介したように、麦わら帽子は水分に弱いので、湿気の多い場所での保存は出来ません。
また、直射日光が当たる場所も避けましょう。
麦わら帽子の保存方法は、まず形が保管している間に形が崩れてしまうのを防ぐために、頭の部分に新聞紙やタオルなどの詰め物をします。
そして、購入した時の専用の箱が残っている場合は、箱に入れて、湿気をためないための乾燥剤、そして防虫剤を入れます。
麦わら帽子の素材である草やペーパーは虫のエサになりやすく、長期間使用しないでいると虫に食べられ、虫食いの穴ができてしまうことがあります。
専用の袋がない場合は、ビニールなどの袋に入れ、同じように乾燥剤と防虫剤を入れて保管しておきましょう。
また、麦わら帽子などの帽子がいくつかあるときの保管しておく時に重ねてしまいがちですが、これは厳禁です。
麦わら帽子を重ねてしまうと型崩れの原因となるので、保管する時は一つ一つ丁寧に保管してくださいね。
まとめ
麦わら帽子のつばがふにゃふにゃになってしまった時は、素材によって方法が少し違うので注意しましょう。
保管しておく時も、型崩れがしないよう詰め物をして、水分の多い場所は避け、乾燥剤と防虫剤と一緒に保管してください。
麦わら帽子はデリケートなので、お手入れをするときや保管をするときは、大事に扱いましょう。