料理の際の薬味として、ちょっとした添え物として使われる事が多い大根おろし。
でも大根おろしによっては辛かったり甘かったりと味が違う事もあると思います。
辛くならない方法や辛さを調節できれば、料理での使用用途で使い分けられるので料理でのバリエーションも広がるのではないでしょうか。
今回はそんな「大根おろし」の辛さについて色々とご紹介していきたいと思います。
大根おろしはすり方で辛さが変わる?辛くならない方法は?
まず最初に、大根ってなんですりおろすと辛くなるのでしょう。
実は、大根おろしが辛いと感じるのは大根に含まれる「アリルイソチオシアネート」という成分が原因です。
「アリルイソチオシアネート」はすりおろされる事で細胞が破壊され、酸素に触れる事で化学反応を起こし辛さが増します。
よって、そのまま食べたら辛くない大根もすりおろしてしまう事で辛くなってしまうのです。
そして大根は、すりおろす時にすり方を変えたり、使う部分によって辛さが変わってきます。
大根は、葉っぱがついている部分が上としたら、根にあたる下の部分の方が辛いです。
下の方が辛み成分である「アリルイソチオシアネート」が多いのです。
細胞の量は上部分の10倍もの量と言われています。
成長するにしたがって減少する傾向にあるので夏大根の方が辛いです。
大根を3つの部分に分けた時、根にあたる下の部分が一番辛く、水分も少ないので料理では漬物などに使用するのに適しています。
次に、真ん中の一番太い部分は、固くて水分も多めなので煮物などに適します。
最後に、上の部分は一番甘みがあるので、大根おろしをするときはこの上の部分を使うようにしましょう。
使う部分が決まったら、次は辛くないすり方です。
大根おろしには主に2つのおろし方があります。
■ ののじおろし
円を描くイメージでくるくると丸くすります。
この時、大根はおろし器に対して直角に立てます。
■ 上下おろし
大根をおろし器対して斜めに入れて、上下に動かしておろします。
ののじおろしは、水分が多く、繊維が潰れて辛み成分が水分中に溶けだすので辛さが減ります。
反対に、上下おろしは繊維が断切され水分も出にくく辛み成分が強く残りやすいです。
ですので、大根おろしの辛さを抑えようとおもったら、「ののじおろし」の方法でするようにしましょう。
辛みもですが、水分の出る量もかなり違うのでめんつゆの薬味などの時、さしみの添え物としてなど用途で使い分けると便利ですね。
後、大根の辛味成分は時間とともに揮発していきます。
ですので、大根をおろしてみたものの思っていた以上に辛かった!
っという場合には、時間をおいてしばらくしてから食べるようにするのも一案です。
しばらく置いておく時間がないという場合には、「電子レンジ」を使う方法もあります。
耐熱容器に大根おろしを入れて、ラップをしてレンジにかけます。
低めのワット数でする方が安心です。
あまり加熱し過ぎるとパサパサになったり、甘くなりすぎたりするので、様子をみながらやるようにしましょう。
ほんの~り温まるぐらいで十分です。
辛くならない大根おろし器があったら・・・
使う部分や、すり方を変える事で辛さが変わる事がわかりました。
他の裏技として、実はおろし器を変える事でも辛さを減らす事が出来るんですよ~!
「楽楽オロシてみま専科」という商品です。
この商品は、辛み成分を破壊しないよう工夫されて作られています。
おろす時は、簡単な力でふわふわとした大根おろしが作る事ができます。
大根おろしを普段の食事で手軽においしく取り入れたい方はご検討してみてもいいですね。
店頭で見つからなければ、ネットでも簡単に手に入ります。
まとめ
いかがでしたか?
ちょっとした工夫で、大根おろしの辛さを調節することが可能です。
一緒に添える料理によって、辛みや水分を調節してあげると、メインの料理の味を邪魔せず引き立たせる事ができるのではないかと思います。
是非、試してみて下さいね~。