冬になると、生牡蠣や牡蠣鍋、牡蠣フライなど、牡蠣料理を食べる機会が増えると思います。
牡蠣は海のミルクと呼ばれるほど、栄養価も高く冬の食卓には欠かせない食材です。
たくさん頂いたりと、一気に食べきれない時は、正しい保存方法を覚えてなるべく新鮮なうちに食べきるようにしましょう。
今回は「殻付きの牡蠣」についてもご紹介していきたいと思います。
殻付き牡蠣の保存期間ってどれくらい?
牡蠣の保存期間は、だいたい冷凍保存で約1か月ぐらいです。
1度冷凍してしまった牡蠣は生で食べる事はできません。
牡蠣本来の風味が凍らせしまう事でかなり落ちてしまうので、素材の味を楽しみたいという方は生で食べる事をおススメします。
冷蔵保存で4日から5日ぐらいになります。
冷蔵保存で生のまま食べるのであれば、1日でも早く食べた方が良いです。
殻付き牡蠣の方がむき身の牡蠣より傷みやすいので、余裕があれば殻から外して冷凍するとベストです。
殻付き牡蠣を冷凍保存する時の方法ってある?
殻付きの牡蠣を冷凍保存する時は、殻を付けたまましっかりと水で流してそのまま密封できる保存袋に入れて冷凍します。
重ねて冷凍してしまうと、後々個別で使う時に大変になるので、なるべく重ねないように並べて入れて下さい。
冷蔵保存の場合は、冷凍の時とは異なり、3%ぐらいの塩水に一度浸して、水を含ませたキッチンペーパーなどくるみます。
そして、乾燥しないようにして容器に入れ、ラップをふんわりとかけて保存してください。
ふくらんでいる方を下側にして下さい。
ちなみに、むき身の物であれば未開封であればそのまま冷凍で大丈夫です。
開封した後なら、しっかりと水で流して密封できる保存袋に入れて冷凍して下さい。
水分を含んだまま冷凍させると全部がくっついて凍ってしまうので、ひとつずつ離すか、ラップで一つずつくるむのも手です。
解凍方法は殻付きとむき身で違う
冷凍・冷蔵保存にせよ、殻付きもむき身のみもほぼ一緒ですが、解凍の際は少し方法が違ってきます。
殻付き牡蠣
冷凍から取り出した後は、流水で洗い殻の膨らんでいる方を下にして耐熱皿に並べそのまま電子レンジで加熱してください。
殻が開けば大丈夫な合図です。
一気に温めず、少しずつ時間を増やしていってください。
むき身
むき身の牡蠣は、まず冷蔵庫に移して自然解凍か流水解凍します。
その後の調理では、必ず85℃以上の熱で5分以上加熱する事が大切になってきます。
牡蠣の鮮度の見分け方
鮮度が良い牡蠣
・殻が閉じている。触ってもすぐ閉じようとする。
・ずっしりと、重みがある。
・牡蠣ならではの磯の香りがする。
・身が乳白色で、ツヤもありふっくらとしている。
・淵にある黒いビラビラが縮んで黒に近い物。
・貝柱が剥がれていなくて、半透明の物。
鮮度が落ちている牡蠣
・殻を触っても閉じない物。
・牛乳の腐ったような臭いの物。
・むき身の場合、弾力がなく形が崩れ始めている物
・貝柱が、乳白色や黄色っぽくなり始めていて白く濁った水が漂っている。
商品を選ぶ時、できれば鮮度の良い物を選びたいですよね。
どれを選んだらよいか迷ったときは上記を参考にしてみてください。
まとめ
鮮度の良い牡蠣を選ぶことも大切ですが、牡蠣はあたりやすい食材なので、冷蔵や冷凍にせよなるべく早く食べるように心がけて下さい。
生のままが1番美味しく食べられますが不安な方はしっかりと加熱すると安心です。
たとえ、冷凍したとしても細菌やウイルスが死んでしまう事はありません。
万が一、当たってしまった際の症状が出るまでの潜伏期間は半日から2日です。
人により症状はまちまちですが、あまりには辛い時は市販の薬など服用するのは避け、速やかに病院に行ってください。