大根は煮物などにすると、とっても甘くておいしいですよね。
しかし、何だかこの大根を苦いな~っと感じたことのある方もいらっしゃると思います。
普段は甘い大根なのに、苦いなんてもしかして腐っているんじゃないか!?
と思ったこともあるのではないでしょうか。
今回は、そんな大根について、そうして苦いと感じることがあるのか、食べても大丈夫なのか?
また苦味を取る方法などをご紹介したいと思います。
大根の苦味取る方法ってない?
大根の旬の時期ではなくても、美味しい大根の煮物が食べたくなる時もありますよね。
苦い大根も、正しい対処法なら苦味を取ることもできますよ♪
まず、最初に皮を剥く際は筋までとれるよう、分厚く皮を剥きます。
ついついもったいない感じがして、うす~く皮をむいてしまうと苦味が出やすいです。
そして、下茹でをしっかりしましょう。
この下茹でをすることで、苦味をおさえることができるんです。
一般的に大根の下茹では、米のとぎ汁を使います。
米のとぎ汁を使うことでキレイな白い大根になるのです。
集めに皮を剥いてカットした大根と、米のとぎ汁を鍋に入れ、強火で沸騰するまで火にかけます。
沸騰したら火を弱め、大根が半透明になったら下茹では完了です。
煮物に使う際は、その後に面取りと隠し包丁を入れることで、大根に味がよく染みて苦味をさらに消すことができます。
また、使う部位も苦味の多い下の方はなるべく使わず、中央から上の甘い部分を使用するようにしましょう。
苦味の多い下の方は煮物に使うのではなく、焼いて食べると苦味も少なくなり美味しく食べることができますよ~。
大根が苦い原因って何?食べても大丈夫!?
苦いイメージはあまりない大根ですが、そんな大根を苦いと感じる理由は何なのでしょうか。
大根が苦いと感じても、もちろん食べることはできますよ。
腐っているわけではなく、ちゃんと理由があります。
大根が苦く感じるのは煮物などにした時が多いです。
主な原因としては、
① 筋が残っている・・・厚めに皮をむきましょう。
② 甘い部分をしようしていない・・・大根の下部を使用しない。(葉っぱのある方が上です)
③ 旬の時期じゃない大根・・・秋~冬が大根の旬です。
が考えられます。
大根の筋は革から2~3mmのところにあり、この筋が残っていると苦く感じることがあります。
大根の皮をむく時には、この筋まで取ってしまうようにしましょう。
ピーラーでむくと、どうしても薄くむけてしまいます。
包丁でむくようにしたり、ピーラーを使用する場合には何回が往復してしっかりと筋を取るのがポイントです。
大根には部位によって甘さが違うんです。
葉に近い上の方が大根は甘く、下の方にいくにつれてだんだんと辛く、苦くなります。
これは大根に含まれる「アリルイソチオシアネート」という成分が関係しています。
下の方が上の部位に比べて10倍近くこの成分が存在するからです。
ですので、同じ一本の大根でも使う部分によってかなりの違いが出ます。
煮物には中央(真ん中)から上の部分が向いているので、下の方を使わないようにすると苦味が抑えられますよ。
旬の時期ではない大根も、苦味や辛味が強くなっています。
大根は寒さにさらされることによって甘味が強くなり、水分も多く含んだ大根になります。
ですので、秋以上に冬の大根が甘いということになります。
逆に旬ではない夏の大根は辛かったり、苦いことがあります。
煮物などの甘い大根料理はあまり向いていませんが、ぴりっと辛味を効かせたい薬味として使うには非常に便利です。
まとめ
いかがでしたか?
ちょっとした工夫で、大根の苦味や辛味を抑えることができます。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭の場合は、一本まるまるの大根を購入するのではなく、できるだけ上の部分の大根を選ぶようにしましょう。