久しぶりにお気に入りのスエードの靴を履いて出掛けようと思ったらなんとカビが!
なんて経験ありませんか?
玄関は温度もそれほど高くならないし、出入りもあるので空気がこもらないような気がします。
しかし、下駄箱の中は靴についた雨や泥、汗などで意外と湿度が高く、カビが生えることがよくあります。
また、頻繁に開け閉めすることもないので、空気の入れ替わりも不十分なのです
カビの生えてしまった靴を何とか元のキレイな状態に戻す方法はないものか?
今回は、スエードの靴に生えたカビの落とし方や取り方を解説します。
また、カビは生えていなくてもなんとなくカビ臭いという場合の対処方法もお伝えしたいと思います。
スエードのカビの取り方の方法ご紹介!
まず、一番簡単で確実にキレイにする方法は、クリーニングに出すという方法です。
しかし、プロの専門家が扱うものですので、やはり結構な金額がかかってしまいます。
そこで、なるべく費用を抑えて、自宅でできるお手入れの方法を見てみましょう。
そもそもスエードは起毛革という革の一種ですので、スニーカーやサンダルなどと比べて、お手入れが大事な素材です。
カビが生えてしまった場合にも、ただ丸洗いすればいいというものではないので注意です。
では、お手入れ方法を説明していきます。
カビの胞子が飛び散るおそれがあるので作業は外で行いましょう。
出来ればマスクを着用して作業すると安心です。
① まずは、カビが生えた部分をタオルやスポンジで優しく拭き取ります。
② その後、軽くブラッシングをかけましょう。
この時、ブラシはほかの靴で使ったものやクリームが付いているものはNGです。
③ 全体をブラッシングしたら、スエード専用の洗剤を使って全体をスポンジでクルクルと拭き上げます。
専用の洗剤は靴屋さんや大型のホームセンターなどで購入できます。
洗剤を付けた部分とそれ以外で微妙に色が変わってしまうおそれがありますので、靴全体を拭くようにしましょう。
洗剤は水で流さなくてオッケーです。
ドライヤーも変形の可能性があるため使わない方が良いです。
終わったら、日光に当てないように陰干しをします。
④ 乾いたら、専用の保湿スプレーを吹きかけ、最後に再びブラッシングをして全体の毛を整えれば完成です。
もしも、カビが生えていた部分が色抜けして、それ以外の部分との色の違いが気になる場合は、専用のインクで染め直すのもアリです。
ただ、元の色をよく確認してインクを選ばないと、余計に色がまだらになり目立ちかねません。
靴屋の店員さんなどによく相談してから染めるようにしましょう。
スエードにカビは生えていないようだけどカビ臭い場合どうする?
キレイだけどなにかカビ臭い、といこともありますよね?
一見カビは生えていないように見えても、カビ臭いということはやはりカビが生えている可能性が高いです。
カビは素材の奥まで侵食するので、表面ではなく見えない部分に潜んでいるのでしょう。
こうした場合にも、まずは上に記載したような方法でお手入れをしましょう。
そうすれば、少なくとも表面についている目に見えないカビの胞子はキレイにすることができます。
そのあとで、消臭スプレーを内側も含めてかけるようにします。
下駄箱内やほかの靴にカビが生えていないかチェックするのも大事です。
一度カビが生えてしまったということは、カビが生えやすい環境にあるということです。
一度、全ての靴を出してお手入れをし、下駄箱内は掃除・換気をしっかりして、除湿剤をこまめに入れ替えるようにしましょう。
まとめ
スエードの靴に生えたカビの落とし方・取り方、カビ臭いにおいの対処法について解説してきましたが、いかがでしたか?
スエードの靴は普段から意識してブラッシングするようにし、ホコリや汚れを落としておくと痛みにくくなります。
湿気を防ぐために、履いた後は収納前にしばらく陰干しをするといいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。