秋になるとよく見かけるどんぐり。
いろんな工作やアートに使われることが多いですね。
木の実なこともあり、やはり虫がついている事が多いのがちょっと嫌ですよね・・・
どんぐりを使って工作をする前に、下処理は必須になるので、必ず行いましょう。
どんぐりから虫はいつ出てくる?工作前の下処理ご紹介!
どんぐり拾いをした後、穴があいてない、綺麗などんぐりを拾ったとしても、その後、時間がたつと中から、イモムシのような虫が穴を開けてでてきます。
これは、どんぐりがまだ、成熟していない段階で成虫が小さな穴を開けて卵を産みます。
卵がどんぐりの中で孵化したため、ある程度大きくなると穴を開けてどんぐりから出てきます。
幼虫がどんぐりの外に出てくるのはだいたい秋ぐらいのため、私たちがどんぐり拾いをする時期と重なります。
工作などで、どんぐりを使いたい時は下処理をしないと虫がでてきて、どんぐりに穴が開いてしまう事は意外と多いです。
処理方法はいくつかありますので、ご紹介します。
■ 茹でる
熱湯処理を行うことで、中の虫も死滅します。
よく洗えば問題ないですが、料理用の鍋を使う事に抵抗がある方は、百均などで売っているアルミ鍋などがオススメです。
沸騰してからどんぐりを入れると、ヒビが入る可能性があるので、水の状態からどんぐりをいれて火にかけましょう。
だいたい、沸騰して、5分程度たてば、火からおろし、広げてしっかり乾燥させてください。
「10分以上の煮沸」や「沸騰直後の冷水」は、どんぐりにヒビが入る可能性があるためさけてください。
■ 冷凍する
冷却も虫を死滅させる手段のひとつです。
ジップロック等の袋にいれて冷凍庫に入れておけば、周りを汚すことがないのがこの方法の利点です。
死滅させるために冷却する場合は、1週間程度の時間がかかるので、急ぎでどんぐりを使いたい時には向いていません。
■ 塩水ににつける
かなり濃いめの塩水を作り、その中にどんぐりを浸して2日前後おきます。
塩水から上げたあとは、しっかり乾燥させれば完成です。
この方法は、塩水につけている間に、孵化して、穴を開ける直前ぐらいの虫だと中から虫が出てくる可能性があるため、虫が苦手な方はやめておいた方が良いかもしれません。
どんぐりの殻が割れる理由や原因って?
どんぐりは、時間がたつと、乾燥や中にいる虫が出てくる時にあける穴によって、そこからひび割れがおき、割れてしまいやすくなります。
工作のなど、何かに使いたいと思っていた方はこれでは困りますよね。
ひび割れを防ぐには、下処理することが必要となります。
虫がでてこないように、中で虫を死滅させることで穴が開くことを防ぐことができます。
先程、下処理の方法でも書きましたが、茹ですぎや冷水などもひび割れの原因となるため、気をつけて下さい。
どんぐりを綺麗な色のまま保存するには
どんぐりは、木の実なため、下処理をしても時間がたつと乾燥して、色あせてきます。
どんぐりの表面には微妙に油が付着しているため、下処理を行ったあとにどんぐり同士をコロコロと転がす事で、まんべんなく油がどんぐりの表面に全体に行き渡り、綺麗な色が保てます。
しかし、このままだと時間とともに乾燥した時にけっきょく色あせてしまうため、ニスを塗りましょう。
ニスを塗る事で、乾燥を封じ込めるため、時がたっても、綺麗な色を保つことができます。
最近はスプレータイプもあるので簡単にニス仕上げを行う事ができます。
少しの手間で長くキレイな状態が保つ事ができるので、作品と残していきたいものには行ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
どんぐり拾いやどんぐりの工作は、お子様と行ってもとても楽しいものです。
ですが、下処理を省いてしまう事で、虫が穴を開けて出てきてしまいます。
少し面倒ではありますが、きれいに作品を残しておきたい場合にはきちんと下処理を行うようにしましょう。