長く使っていたら洗濯しているタオルでも時間とともに黒ずんできますよね。
消耗品ではあるのでいずれ使えなくなる時がきますが、お気に入りであればなおさら少しでも長く使いたいものです。
黒ずみにも種類があるので、それに適した方法で対処していかなければいけません。
今回はそんな「タオルの黒ずみ」の解消法についてご紹介していきたいと思います。
黒ずんだタオルを白くする方法ってない?
タオルが黒ずむ理由はいくつかありますが、基本は汚れが完全に落としきれなかった所に菌が繁殖して黒ずみます。
むやみに漂白剤を使うと生地が傷む原因になるので、それを理解した上で、適切な方法で対処していきましょう。
では、黒ずみになる主なきっかけをご紹介していきます。
■ 洗濯の量が多すぎ
たくさんの洗濯物が入っていると、すすぎ残しが発生しやすくなります。
また、液体洗剤は、水に溶けやすいですが、粉末洗剤より洗浄力は劣ります。
汚れが酷い物や・色が濃い物と一緒に洗ってしまうと移ってしまうので必ず分けるようにしましょう。
■ 柔軟剤の使い過ぎ
グレーのようなくすみかかった黒ずみは柔軟剤が原因の事が多いです。
すすぎ残しにより、柔軟剤が繊維に残留すると黒ずみになりやすいです。
この際は、柔軟剤を使う事をやめると、きれいになる事が多いです。
どうしても、柔軟剤を使いたいのであれば、量を少なくするか、すすぎの回数を増やす、水の量を多めにして洗うなど工夫してみて下さい。
最近多い、ドラム式の洗濯機も注意が必要です。
ドラム式は、通常の洗濯機より水を使う量が少なかったり、節水モードになっている事が多いので意識的にすすぎの回数は増やしてください。
以上の事を気を付けてやっても黒ずむタオルに対しては、漂白剤を使っていきましょう。
液体より、粉末タイプがおススメです。
塩素系の漂白剤は色物だと、色落ちしてしまうので、酸素系の物を使って下さい。
塩素系は、強力な漂白力がある分、頻繁に使うと生地を傷めてタオルの寿命を縮めてしまいます。
酸素系は、熱湯に使うと効果が薄まるので、人肌程度の温水を使って下さい。
タオルを一度洗ってから、数時間のつけおきをするとキレイなります。
このやり方で取れるのは、黒ずみまでです。
除菌や臭いは取れていますが、カビが原因の小さな斑点状の黒ずみはこのやり方で落とす事はできません。
カビが原因の黒い点々を取る方法
通常のつけおきで取れない黒カビに対しては、煮洗いが効果的です。
これに使える素材は綿100%の素材のみです。
タオルを大きめの鍋に入れて煮ます。
沸騰後、漂白剤を入れて弱火で15分前後更に煮ます。
その後、必ず冷まして洗濯機ですすぎ・脱水を行い、しっかりと乾かして下さい。
すすぎ残しや半乾きは、菌の繁殖の原因になるので、煮洗いの意味がなくなってしまいます。
これに使う漂白剤は粉末タイプの酸素系漂白剤です。
タオルの寿命の目安や年数について。
タオルの寿命は使った年数より、洗った回数でかなり変わってきます。
お客様がタオルを使うような職種であれば、だいたい30回ぐらいの洗濯を目安に替える事が多いです。
一般家庭であれば使っていくうちに変わってくる肌触りや黒ずみなどの汚れなどで替えてよいと思います。
ゴワゴワとして吸収力が落ちてきてタオルが固くなったり、使っていて痛いと感じた時がタイミングかと思います。
タオルの繊維が長いものは比較的寿命が長く、短い物は短いです。
まとめ
漂白など使い、長く大切に使う事も大事ですが、その分寿命を縮める事になります。
タオルは消耗品でもあります。
直接肌に触れる物なので、ゴワゴワになっても使い続ける事は肌荒れや肌を傷つけることになります。
定期的に交換をして、キレイなタオルを使って毎日を気持ちよく過ごしたいですね。