すだちの保存期間や長持ちする方法は?利用法どんなのがある?

すだち
8月から9月にかけて大量に収穫されるすだち(酢橘)。

春は鯛を使った料理に、夏は冷やしうどんや蕎麦に、秋はさんまに、冬は鍋物に!

と季節を問わず様々な料理に使える万能食材です。

ですが、大量に貰ってしまうと、やっぱり保存方法に困ったりします。

色々な料理になじむすだちですが、一度に沢山使うようなレシピもそうそうありません。

また更に厄介なことに常温で保存していると、1~2週間で追熟されて黄色くなってしまいます。

黄色くなってしまったすだちは、苦みも酸味も欠けあまりおいしくありません。

今回は、すだちを青いまま・上手に保存する方法やすだちの利用法についてご紹介していきます!

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すだちの保存期間や長持ち方法や利用法ご紹介!

すだちは果実及び生鮮食品なので、傷むのも非常に早いです。

なので常温で保存していると、あっという間に風味を損ねてしまいます。

そんなすだち、果たして大量保存なんてできるのでしょうか?

結論から言ってしまえば、すだちの時期・品質によって異なりますが可能です。

ではすだちの効果的な長期保存方法はどんなのがあるのでしょうか?

いくつか見ていきたいと思います。

<冷蔵庫保存>

八月中旬/下旬~九月上旬に収穫されたすだちならば、まだ瑞々しく新鮮です。

日の当たらない涼しいところで保管していれば、皮も黄色く変化することはありません。

ですが、いくら日陰に置いていても日が経てば酸化や腐敗が進むもの。

そんな時に一番ベストな選択肢はやはり冷蔵庫保存です。

綺麗に洗ったすだちを、できるだけ空気を抜いたビニール袋に入れて保存しましょう。

空気に触れないことで、すだちの美しい緑を長くキープすることが出来ます。

ビニール袋は光を通さない黒い色のものがベストです。

鮮度保持剤などがあれば、一緒に入れておくのもありでしょう。

この「冷蔵庫保存」だと、一か月くらいは保存できます。

<冷凍保存>

「沢山あるので、もう少し長い間保存したい……」という方には<冷凍保存>がおすすめです。

<冷蔵庫保存>の手順と同じく、洗ったすだちを空気を抜いたビニール袋に入れて、冷凍庫に保存しましょう。

解凍するときは水にさらしたり、面倒ならばそのまま自然解凍でOKです。

時間があればカットしたりスライスしたりしてから、同じように空気を抜いたビニール袋に入れておきましょう。

こうすることによって、必要な時に使いたい分だけ使うことができます。

<果汁冷凍保存>

十月~三月に出荷されるすだちの場合だと、収穫されてから一か月近く経っております。

なおかつ冷凍庫でストックされているものなので、そうそう長く持ちません。

保存期間もかなり短いです。

しかし直ぐにはすだちの利用方法なんて思い浮かびませんよね。

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そんなときにすだちの効率的な保存方法が、<果汁冷凍保存>なります。

やり方は簡単!

すだちの皮を剥き、絞り皿で絞ってから製氷機/製氷皿に入れて保存するだけ。

凍った果汁はそのまま焼き魚にかけても、果汁を使ったジュースを作る際に使うのもありです。

<果汁と果実に分けて冷凍保存>

一番長持ちするすだちの保存方法です。

それがこの<果汁と果実に分けて冷凍保存>になります。

果汁は先程の<果汁冷凍保存>と同じく絞って製氷皿に、果肉はラップしてから冷凍庫へ。

これで約半年は持たせることが可能になります。

さて、さまざまなすだちの保存方法についてお話させて頂きました。

今度は「大量に貰った時の効率的な利用法」をいろいろ探して行きたいと思います。

<すだちジャム/コンフィチュール>

すだちを簡単に、そして大量に消費できる利用法はやはりジャムやコンフィチュールにしてしまうことです。

苦みと酸味のきついすだちではありますが、ジャムにしてしまうことで酸味も苦みもまろやかになります。

甘いものが苦手な人でも食べられるようになります。

「ジャムなんて作ったことない」という方でも、最近では「すだちジャムの作り方」などで検索すると、美味しいジャムのレシピが沢山出てきますので安心してください。

なおすだちに限らず、柑橘類は皮をよく茹でこぼさないと苦みがそのまま残ります。

ジャムやコンフィチュールを作る際には気を付けるようにしてください。

またジャムにしてしまえば長期保存も可能になります。

長期保存と大量消費を考えている方などは、一度試してみてください。

<すだちシロップ>

こちらも先ほどのすだちジャムと同じく、大量消費&長期保存が可能になるすだち利用法のひとつです。

こちらはジュースやお酒に入れたり、ドレッシングソースとしても使用できます。

やはり「すだちシロップ 作り方」などで検索すると、美味しいレシピが続々と出てくるので料理初心者でも安心です。

すだちの皮の利用法ってある?

果汁を絞った後のすだちの皮は、本当に不要なものでしょうか?

いいえ、そんなことはありません!

すだちの栄養素が一番含まれている部分は、実は皮なのです。

他にもすだちの皮には、抗糖尿病作用や内臓脂肪を落とす効果がふんだんに含まれているのです。

そんなすだちの皮、三角コーナーに捨ててしまうのは実にもったいないです。

そこで、すだちの皮の効率的な利用法をご紹介致します☆

<すだちの皮で薬味>

果汁を絞った後のすだちを、刻んだりおろし金で卸すだけ!

これで簡単に薬味が出来てしまいます。

後はお素麺やおうどん、お蕎麦にかけて美味しく食べてしまいましょう!

<すだちの皮で胡椒>

こちらも薬味と同じく、果汁を絞った後のすだちを刻んだりおろし金で卸した後、同じくらいの量の青胡椒/獅子唐と混ぜ、置いておくだけ!

すだちの風味が爽やかな胡椒があっという間に出来上がります。

まとめ

実も汁も皮もあますことなく使えるのがスダチです。

上手に保存して、美味しいスダチを長い期間楽しみたいですね♪

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