お菓子作りにかかせないものと言えば生クリームですね。
ですが、頑張って泡立てても時間がたつと溶けてしまい、うまくデコレーションできない!
という経験はないですか?
生クリームはとてもデリケートな食品です。
特徴・特性を知って楽しいお菓子作りをエンジョイしましょう。
今回は「生クリームの溶けない方法」等をご紹介していきますね~。
生クリームが溶ける温度や溶けない方法を覚えておこう!
生クリームは液体の状態の物をかくはんする事によって脂肪同士がくっつき固体のクリームとなります。
室温が高いと脂肪が溶けて液体に戻ってしまうので10度以下に冷やしながら行う事が必要となります。
ですので、室温が高い部屋は特に注意が必要です。
純粋な脂肪分で出来た生クリームはどうしても時間とともに溶けてしまいがちです。
少しでも、ホイップをもたせる方法として、ゼラチンを混ぜる方法があります。
やり方をご紹介していきます。
一度、ゼラチンを水でふやかし完全に溶かします。
大さじ1の水に対して小さじ半分のゼラチンが目安です。
その後、必ず人肌ぐらいまで冷まします。
それ以上温度を下げるとゼラチンが固まってしまうので注意して下さい。
生クリームを泡立てている途中にまぜて下さい。
泡立てすぎると美味しくなくなりますので、注意しましょう。
<美味しいホイップを作るコツ>
・冷やしすぎない。氷にボールをつけながら泡立てない。生クリームを冷やすておくのは直前までです。
・砂糖はある程度泡立ってから入れる。
・泡立てながら生クリームを足していかない。分離の原因になります。
ホイップした生クリームのおすすめ保存法をご紹介!
ホイップされた生クリームの品質は温度にかなり影響されます。
室温15度以上の場所に保管してしまうと液状化が発生し、その後再び泡立てても美味しい生クリームは作れません。
傷みやすい生クリームの保存方法として冷凍保存がおススメです。
ホイップする時に砂糖で甘さは調節しておいて下さい。
液体のまま冷凍した生クリームは解凍後の泡立ては不可なので、先にホイップしておくことが必須となります。
冷凍した生クリームは必ず冷蔵で解凍して下さい。
通常、2~3日しか持たない生クリームも冷凍保存であれば1カ月は持ちます。
しかし、風味や味は落ちてしまうのでケーキなどメインで使う料理より添え物として、料理に混ぜるなどサブとして使う物に使用した方が良いです。
砂糖を多めにしておけば凍ったまま食べてもアイスクリームのようで美味しいですよ~♪
生クリームとホイップクリームの違いって?
店頭で生クリームを買う時、いくつか種類があり表記が違うので間違えないようにしましょう。
純粋な動物性脂肪で出来たものを生クリームといいます。
それに対して、植物性脂肪や添加物を混ぜた物で作ったものは生クリームと表記できないのでホイップクリームと表記されます。
<ホイップクリームの種類>
・生クリームに乳化剤や安定剤など添加物を混ぜたもの
・完全に植物性油脂で作られたもの
・乳脂肪と植物性脂肪をまぜたもの
生クリームと呼ばれている物は動物性脂肪が使われているので、牛乳を原料としている分、濃厚でコクがあります。
口どけもよく、比較的短時間で泡立てる事が出来ます。
しかし、賞味期限が短く分離しやすいです。
植物性油脂を原料としているホイップクリームは、植物の油を添加物で加工しています。
動物性脂肪のようなコクや風味はありませんが、軽くてあっさりとしています。
泡立てには時間がかかりますが、分離しにくいのでデコレーションなどに向いています。
まとめ
乳脂肪だけでできている生クリームはミルクの風味もありとてもおいしいです。
ですが、時間がたつと分離しやすく、一度、分離すると元の状態に戻せないので、使いづらい部分があります。
料理によってはもちろんですが、クリームとホイップクリームを使い分ける事で楽しく、そして美味しい料理を作れますので、使い分けてみて下さいね(^^)