おかずの1品としてよく出てくる揚げ物。
初心者の方だと、揚げる際に油が適正の温度まで上がっているか、不安なことも多いとおもいます。
揚げ物は、温度によって揚げる物も違ってくるので、出来れば温度計で確認しながら調理する方が失敗がないです。
しかし、なかなか各家庭に揚げ物用の温度計を置いている家庭も少ないと思います。
そんなに頻繁に揚げ物をしないのなら、わざわざ買うのも迷いますよね。
そんな時に便利な、油の温度の見分け方をご紹介していきますので、調理の際に参考にしてみてください。
揚げ物をする時に温度計ない時はこうやってチェックしよう!
揚げ物をする時に、油用の温度計がない時は次のようなチェックの仕方で、温度を確認してみて下さい。
菜箸で温度チェック
菜箸を鍋底まで差し込み、箸からプクプクと出てくる泡でチェックします。
初めに、菜箸を水で湿らせてから、油の中に入れてください。
低温(150~160度) 箸先から静かに細かい泡が出る
中温(170~180度) 箸自然体から細かな泡がブクブクと出始める
高温(180~190度) 箸全体からシュワシュワと勢いよく泡が出る
衣で温度をチェック
少量の衣を油の中に落として沈む時間でチェックします。
低温 ゆっくりと沈んで、ゆっくりとあがってきます。
中温 途中まで沈んで、ゆっかり浮かんできます。
高温 途中まで沈んだ後、すぐに浮かんできます。
天ぷらだと衣を使いますが、揚げ物だとパン粉を使うためパン粉でのチェック方法もご紹介していきます。
低温 ゆっくりと広がり始める
中温 ゆっくりと全体に広がり始める
高温 勢いよく全体に広がる
このやり方は、正確な温度の数字までは分からないので、およそ〇〇度前後ぐらいと思っていてください。
全ての物が、高温で揚げるのがよいわけではありません。
揚げたいものに対して何度がいいのか、時間はどのくらい油の中に入れておくか把握しながらするのが上手になる1歩かと思います。
油の温度はどうやって維持すればいいの?
上手に揚げ物を揚げるのに重要なのが、油の温度です。
もちろん一定の温度を保てていければ失敗もすくないですが、そこが難しいポイントでもあります。
油の温度は、沢山揚げ物を入れれば、当然温度が一気に下がってしまいます。
しかし、ずっと同じ火力で温め続けると温度が上がりすぎてしまうので、調理中でも火力調節をする必要があります。
油の量が少ないと、揚げ物を入れた時に温度変化が付きやすいので、たっぷりめに油を使って揚げ物をする事が失敗を減らすポイントとなります。
たくさん揚げ物を入れてしまうと、温度がさがり、あげるのに時間ががかかります。
欲張らずに、揚げ物同士に隙間ができるぐらいで揚げていきましょう。
温度が分からなくなってきたら、さきほど書いた温度チェックの仕方でチェックしてから揚げ物をいれるとよいでしょう。
最近の、ガスコンロやIHだと、揚げ物用のボタンがあり、温度を設定すると一定に保ってくれる機能もあるので温度変化を気にする必要もないでしょう。
よく家庭で揚げ物や天ぷらをする方なら、専用の鍋を活用するのもオススメです。
温度設定はもちろん、鍋の形が油の飛び散り防止の形状になっているため周りに油が散りません。
フタをついているので、次の日もそのまま使うことができます。
まとめ
揚げ物は、あげるものによって温度を変える必要があります。
トンカツや唐揚げといった、厚みがありしっかりと火を通さないといけないものは高温で5分前後。
逆に、野菜のように水分が多かったり、すぐ火が通るものは、低温~中温であげます。
更に、、動物性の食材は揚げている間に脂が溶けだすため、野菜、肉、魚の順番に揚げて下さい。
パン粉や小麦を使う揚げ物系は、天ぷらの後に揚げると、揚げ物に影響がありません。
少し、順番を変えるだけで美味しくあげることできるのでぜひお試し下さい。