衣類についた、ボールペンの跡ってとれにくいものです。
特に白衣のように白い衣類だと、より目立ちやすいですよね。
衣類の汚れは洗剤に頼りがちですが、もっと、身近な物で簡単に落とす事が出来ます。
今回はそんな白衣に付いてしまったボールペンを消す方法をご紹介していきたいと思います。
白衣についたボールペンは漂白剤で普通に落ちる?いい方法ない?
白衣についた、ボールペンは一概に洗剤あるいは漂白剤を使えば落ちるというものではありません。
ボールペンにも油性と水性があります。
油性ボールペンの主成分は油のため洗剤では落とす事が出来ません。
洗剤には油を分解する力がないからです。
油性ボールペンを落とすには、油を溶かす力がある主成分が油もしくはアルコール系の物を使っていく必要があります。
身近な物で言えば、クレンジングオイルや除光液などが有効です。
反対に、水性ボールペンは水に溶ける成分なので、洗剤で落とす事が出来ます。
石鹸水でもみ洗いしてそれでも落ちない場合は漂白剤に漬けて洗って下さい。
白衣に油性ペンが付いた時の落とす方法は?
仕事柄、どうしてもペンの使用は避けられない職業で白衣着用の方たちは、白い白衣に少しでもペンの汚れが付いたら、より目立ちやすいですよね。
更に、ペンで汚れた衣服を着用し続けるのは清潔感にかけて見えがちです。
すぐに洗えれば良いですが、仕事中だと難しいと思います。
そんな時は、職場に一つおいておくと便利なグッズがあるのでご紹介します。
■ 除光液
除光液に含まれるアセトンという成分は油を溶かす力があります。
柄物や色物の場合、色落ちする可能性があるので目立たない部分で一度チェックしてから行って下さい。
まず、落としたい衣服の下に布を敷いて落としたい部分に除光液をつけてトントンとたたきます。
下の布に汚れを移すイメージで行ってみて下さい。
油性ペンや油性ボールペン、どちらでも可能です。
必ず、アセトンが含まれているか除光液を購入する時に確認してください。
■ 消毒用エタノール
油性ペンの原料は染料とアルコール系の成分となります。
よって、同じアルコールの成分を含む消毒用エタノールでも落とす事が出来ます。
やり方は、除光液と同じように、下の布に汚れを移すようにトントンとたたいて下さい。
下の布に汚れが移らなくなったら、それ以上やっても変わらないので、あとは洗濯機で洗いましょう。
■ クレンジングオイル
主成分が油で出来ているクレンジングオイルも油性ペンを落とすのに有効です。
クレンジングオイルの場合は、綿棒などにオイルをつけて、汚れた部分をこすると落ちやすいです。
ひとつ注意なのが、この方法たちは完全に落ちるというわけではありません。
すぐに落ちる物もあれば時間がかかるものもあります。
薄くしかならない物もあります。
時間をかけて少しずつ丁寧に行う事がキレイに落とすコツです。
時間がたってしまうとより落ちにくいので、早めに処置しましょう。
皮膚についたボールペンを落とすには
急いでいる時など手をメモ代わりにしたり、間違ってボールペンで手を汚してしまった経験はありませんか?
そんな時は、メイクポーチに入っている口紅や、日焼け止めで落とす事が出来ます。
日焼け止めの主成分がオイルなためと、口紅の乳化剤が汚れに効くからです。
ここで、注意が必要なのが、最近の日焼け止めはオイルフリーの物も多いので、その場合は汚れを落とす事は出来ないと思っていて下さい。
まとめ
消毒用エタノールなら職場にもある場合があります。
ですが、会社の備品のため使えない、使いにくい方は、除光液かエタノールのどちらか一つは常備しておくとよいでしょう。
処置は早い方が早く取れるし、キレイに落ちます。