最近の学校では、体育の授業の一環として、柔道を取り入れている所も多く見受けられます。
柔道着は選手が着ていると、それほど重くないのでは?
とも感じてしまいますが、実際は柔道着の上の部分は、軽く2~3kg程度はあります。
実にこの柔道着が重い為に、授業ごとに持ち帰る事はしないで、汗をかいたままそのままロッカーに・・・なんて事もあります。
柔道部の方も、そうそう洗濯なんてしていない気もするのですが、洗濯した場合に早く乾かすなんて出来るのでしょうか?
また、放置している為に臭いがなかなか取れないと言う場合はいったいどうすればと頭を悩ませてしまいそうです。
柔道着の早い乾かし方ない?
この柔道着は特殊な素材を使用している為に、重量が非常に重たいのが特徴です。
洗濯する場合には、洗濯機が使えないのでは?
と考えてしまいます。
でも、柔道着を洗濯機で洗わないで下さいという表示はされていないので、洗濯機の使用は可能です。
問題は、他の洗濯物と一緒に洗う事が出来ません。
柔道着は単体で洗濯機に投入するか、又は昔ながらの洗濯板でゴシゴシと洗うしか無いです。
自分も柔道初段(30年以上前に取得)取得していますが、親に言われて洗濯板で洗った時の辛さはハンパなかったような気がします。
自分で着た物を自分で洗う事で、大事に扱うと言う考えを覚えさせるにはいい経験でしょう。
洗濯機で洗ったものの、脱水をいくらかけても、水の重さが柔道着にのしかかってきます。
普通の洗濯物は、早く乾かすために、日向に干してカラッとさせると、気持ちがいいものですから、柔道着もと日向に干してなんて、考えてはいけません。
柔道着は、天日干しする事で、特殊な生地が傷んだり、縮んでしまってチンチクリンになってしまう可能性もあるのです。
柔道着を早く乾かしたい場合には、陰干しで、かつ風通しの良い場所が一番の方法です。
風がない場合には、扇風機等を駆使して風を当てる事で、早く乾かせます。
乾燥器ならどう?
と思ってしまいますが、こちらも柔道着の色の変化やチンチクリンになってしまう可能性があるので止めましょう。
柔道着の臭い消しの方法は?
柔道着を洗ったにも関わらず、この異臭は何!?
と感じた、お母さん方も多いのではないでしょうか。
他の洗濯物とは、別に洗っているのに~と嘆いていても、柔道着の臭いは取れません。
異臭の原因は、柔道着の生地の細かい隙間に入り込んでしまった皮脂汚れと雑菌の繁殖による物です。
洗濯時に皮脂汚れに強い洗剤を使用すます。
この時、柔道着の皮脂汚れを落とす洗剤を少々いれ、酵素系漂白剤を使ってつけおきで30分位放置です。
それから洗濯機をまわしますが、臭いを取る為に香り付けの柔軟剤を使用している方もいますが、柔軟剤を使用すると、柔道着が柔らかくなり、相手に掴まれてしまう可能性が高くなります。
それでも構わないなら、香り付き柔軟剤を使用してもいいでしょう。
これならと思って、干した所、まだやっぱり柔軟剤の香りとおり混ざって、異臭が漂う事もしばしばあるはずです。
酵素系漂白剤を使用していれば、基本的には雑菌の繁殖を抑える事が可能なのですが、中には生き残ってしまう雑菌もいて、それが繁殖して臭いを放ちます。
これは、お母さんにとってはショックきまわりない事でしょう。
ここまで、やったのに~と腰砕け状態で、やる気が沸いてこないですよね。
そうなる前に、陰干ししている時にファブリーズ的な物を柔道着に満遍なくスプレーしまくるしか方法は有りません。
これで、ダメなようなら、本人に制汗剤の使用を促し併用するしかないでしょう。
まとめ
柔道着を早く乾かす方法と臭いの取り方について紹介してきました。
柔道着の臭いは、本人の臭いですから、本人自体は、全く気にしないです。
しかし、その柔道着周辺にいる方々は、その場から早く立ち去りたいという気持ちでいっぱいになります。
他のスポーツの生地と違って武道系の生地は厚く臭いが取れにくいです。
せめて、洗濯した後だけは臭いが残らないように、気を遣って上げるのが、一番いいかもしれませんね。